2016年04月10日

昔日の扇町ミュージアムスクエア。

扇町ミュージアムスクエアのクロージングイベントで、僕は執筆依頼を受けて「父になる。」というコントの脚本を書き下ろしました。

劇場が無くなるからこそ、何かが誕生する物語を書きたいと強く思って、産婦人科で出産の時を待つ兄弟の話を書きました。

今から13年前のことです。

何本ものコントを書いてきましたが、複雑な気持ちで書いたことを覚えています。
クロージングイベントでコントを書かせていただく誇らしさ。
このコントを書き上げて、稽古をして、お客さんが笑ったら、劇場が無くなってしまう哀しさ。

僕は扇町ミュージアムスクエアがあったから、劇作家になり、小説家になれました。
扇町ミュージアムスクエアに育ててもらい、今は演劇の講師などもしています。才能を育てるお仕事です。
教えてもらったこと、学んだことを、少しでも多くの方々にお伝えしようと思っています。

今日は、扇町ミュージアムスクエアの同窓会でした。世代を越えて、あの場所を大切に思っている人たちの会でした。
がんばって花を散らさないでいてくれた扇町公園の桜の木を眺めながら、思い出が花びらのようにあふれました。

本番当日の朝早くからこの公園で稽古をしたこと。かつてあった扇町ミュージアムスクエアのこと。屋上の稽古場、暑かったこと、寒かったこと、風が強かったこと。劇場の柱。映画館の「コロキューム」。雑貨ショップの「スーベニール」。カフェレストランの「スタッフ」。スタッフステーションのねこバス。平台。箱馬。搬入口。緊急出動する車のサイレン。裏手の楽屋。稽古場で七輪を焚いてお餅を振る舞ってくれた先輩。いつ見ても階段の踊り場で得体の知れないワクワクするものを作っていた先輩。笑い声で揺れる客席。

僕はあの場所で、何本もコントをし、本公演を打ちました。思い出が尽きません。


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今はもうない、この大切な場所は、ウクレレになっていました。


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伊達伸明さんが扇町ミュージアムスクエアの廃材を再利用してウクレレを作られ、そのウクレレが扇町ミュージアムスクエアの跡地のビルの中に飾られています。

今はもうないけど、今もまだある。
目を閉じれば、屋上の恐竜が見下ろしている。
扇町ミュージアムスクエアは、みんなの心の中にある大切な場所です。





余命半年の劇場のお話。

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posted by 奈須 崇 at 00:30| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月30日

決意など。

講師を務めております、門真フィルムコミッション主催「8回の受講で映画を作るワークショップオーディション」は、企画告知後2日で定員となり、その後、ご要望に応じて定員枠を門真市文化会館の一部屋あたりの収容人員数いっぱいまで拡充させていただきました。

これはひとえに告知にご協力くださった門真市役所の方々、映画界、演劇界の皆さまのご助力のおかげと日々、深く感謝しております。

次回4月17日で第3回目となります。
いよいよ、オリジナル脚本のキャスティングが開始されます。
受講されている皆さまのお名前を脚本に照らしてみたりなどをしつつ、今後の展開と門真市民による映画「あんぱん盆栽ドッチボール」の完成を想像しては、毎日わくわくしています。

僕の演劇界の友人たちや先輩たちが、吹田市で市民ミュージカルを上演し、それが従来の市民ミュージカルの枠組みを超越した作品であったそうで、関西の演劇人として、たいへん嬉しく、それと同時に僕も地域の誉れとなるような門真市民の映画を完成させねばならないと思いを新たにしています。

春なので決意表明してみました。



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posted by 奈須 崇 at 15:06| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月19日

メニューの書き方とか。

気になるケーキ屋さんのウェブサイトを見たら、商品の写真はあれど価格が書いてないんです。

ケーキって、人様にお持ちする用と、自分へのご褒美用と、日常のお茶のお供用と、それぞれ顧客の用途によって予算が決まっていたりするものだと思うんですけど、結局そのケーキ屋さんへは、どの場合に行くべきお店なのかが定まらなくて、一度も行っていないです。

高ければ贈答用にするし、そこそこなら自分へのご褒美にするし、安ければ明日すぐ行くんですけどね。

メニューには、わかりやすさが求められますけど、値段が書いてなかったら困るんですよね。
寿司屋の時価か! とツッコミを入れるぐらいしかすることがなくなるんです。

他にもね、最近、近所にインド料理屋さんが開店して、そのお店のメニューが全部日本語なんです。
いや、日本語でいいんですよ。
でも、あれって聞き馴染みのないような本場の名称でもカタカナで書いたほうが統計的に売り上げが伸びるんですけどね。
たとえば中華料理店で、「細切り肉のピーマン炒め」と書くよりも「青椒肉絲」って書いたほうがいいし、「豚挽肉と豆腐の辛味炒め」と書くよりも「麻婆豆腐」って書いたほうがいいんですよね。検索のヒット数からして差が出ますしね。

インド料理屋さんもですね、やっぱり「2種類の豆のカレー」と書くよりも「ムングダルとチャナダルのカレー」って書いたほうが、好奇心をくすぐるし、ムングダルが好きな人はわざわざ検索して来店してくれますよね。「2種類の豆」で検索する人はいないでしょ。

視点を海外の人に移してみても「寿司」って言いたいし読みたいんですよね。読めなくても意味がわからなくても。
「スーシー」って言いたいんですよ。そこへ来て「fish on vinegared rice.」って書くのは親切でもなんでもなくて、顧客のニーズが「わかりやすさ」じゃないんですよね。

むしろニーズは「難解」とか「本場」とか「本格的」なんですよね。

僕は飲食店の調査員をしていたことがあるんですけど、メニューは大切なんですよね。料理の名称は特に大切です。

そのインド料理屋さんはお店の扉に手書きのチラシが貼ってあって、そのチラシには「カくーやてます」って力強く書いてあったんですよね。

原文のままでね、「カくーやてます」って。

難解すぎるのも問題なんですよね。

そこは「カレーやってます」と書いてくれていいんですけどね。





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posted by 奈須 崇 at 02:37| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月05日

「マイナス36℃のふたり」について。

映画を撮ります。
「マイナス36℃のふたり」というタイトルの映画です。
コメディです。脚本を担当しています。出演もします。
というか製作総指揮をしています。
来年公開予定ですから、楽しみにしてくださいね♪


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posted by 奈須 崇 at 20:05| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月18日

敬愛するお猿さん。

雪国で温泉につかるお猿さんがいますよね。
あれを見ていっつも思うのは、あのお猿さんはいつどのタイミングで温泉からあがるのかなんですよね。

外は極寒。湯上がりの濡れた身体はすぐに冷えて毛先が凍りはじめますよね。
人間と違って脱衣所で身体を拭いて浴衣を着るわけでもないですからね。

いや、もしかしたらお猿さんはお猿さんなりの脱衣所で身体を拭いているんですかね?

そこが知りたいですよね。凍るはずなんですよ。普通は。
極寒の中で温泉に入って、極寒の森へと帰る。
普通帰りませんよ。

ん?
もしかして浸かりっぱなしなんですか?
いや、それはさすがにお猿さんのぼせますよね。
雪の上で大の字になって寝ますか?

お猿さんはお猿さんなりの人生をエンジョイしてるわけです。そう言えばお猿さんはサツマイモを海水につけて塩味を楽しんだりもしてますよね。

お猿さんはなかなか文化的ですよね。
僕、サツマイモを持たされてもその発想はないですからね。
お猿さんはすごいですよ。
とりあえず湯冷め回避能力が高いのは間違いないですよね。




漫才で救われる命がある。

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posted by 奈須 崇 at 00:20| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする