2015年11月30日

上方にまつわる本。

「上方スピリッツが三位やで!」と妻が言いました。
僕はまったく動じることはありません。
なぜなら以前、彼女は「Amazonの小説家のな行の作家の単行本の10位」という彼女独自のランキングを報告しにきたことがあるからです。
真に受けて喜ぶと後で哀しい気持ちになることを僕は経験として知っているのです。
「その三位やけど、何のランキングで三位?」
僕は彼女に尋ねました。
すると彼女は「Yahoo!で販売されている書籍のおすすめランキングの上方(かみがた)の三位!」
「上方?」
僕は妻独自のオリジナリティあふれる謎のカテゴライズに疑問を持ちました。当然です。書籍のランキングでミステリーとか時代小説とかはあっても「上方」はありません。聞いたことがありません。
「Yahoo!で売られてる書籍の上方にまつわる本の中で三番目におすすめしてもらってるねんで♪」
彼女は実に明るい笑顔でそう言いました。

上方にまつわる本? なんだそれ?
彼女が差し出す携帯電話に表示されているランキングを見てみると、一位が宮尾与男先生の「上方咄の会本集成 影印篇」という本。そして次の二位の本には「大人の俳人たち」というタイトルで、なんと出版社の名前が上方文庫。
どうですか? この粗雑なカデゴリー。
出版社の名前に上方が含まれていると、その出版社から出る本はすべて「Yahoo!で販売されている上方にまつわる本」に分類されるのです。

もしかすると数多ある「上方にまつわる本」の中で、三番目におすすめをしていただいているのは、たいへん輝かしいことなのかもしれません。


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余命半年の劇場のお話。   

 「上方スピリッツ」(キノブックス刊)は、紀伊國屋書店グランフロント大阪店、ジュンク堂千日前店など全国の本屋さんやAmazonなどでお求めいただけます♪



posted by 奈須 崇 at 10:54| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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