2010年04月27日

君と旅が終わって、だいぶ経ったなう。

著名な脳科学者の方が、

ブログは、うまく変化し、進化しないと、感覚的に時代遅れのメディアになってしまうかもしれない。かつて、メルマガ、メーリングリスト、掲示板が、一時期は輝きながら、やがて力を失っていったのと同じように。twitterの登場により、力学の何かが変わったのである。

と言っていました。

僕の中のこじんまりとしたIT革命は掲示板から始まりまして、それからすぐにホームページを作り、チャットを齧り、一年ほどメルマガを発行し、メッセンジャーや、skypeの存在を横目で見ながらそれには触れずに、現在ブログを嗜んでいます。

そこに来てmixiやFacebook、そしてtwitterといった情報の共有を目的とするITツールが流行っていたり、あるいはさほど流行っていなかったりするそうです。

mixiやFacebookは友達や同級生や近所の人たちや知らない人と交流を深めることができるソーシャル ユーティリティ サイトですが、これらの流行は何となく理解ができます。

僕もSNSで日記を書いて僕の事を知らない人からお褒めのコメントなんかをいただいたりしてご機嫌になったりしています。

楽しいので流行るのでしょう。

twitter。

140文字以内で、今何をしているのかをしたためる。

基本的に僕が書く文章は長文ですからね、僕には無理です。
140文字では無理ですよ。
無理無理。
4123文字ぐらいは書けないと駄目です。
だって今、貴方が読んでいる今日のこのブログもですよ?
4123文字ぐらい行きますよ?
だってまだ序章ですからね。
トランスパンダの「君と旅」が終わってそれがまたおかげさまで大好評だったんですよーみたいなくだりは、まだまだ先ですからね。

twitterでは何ら伝える事ができません。僕の調子では。

ですが何とか愉しみ方を見い出してみようと思い、自分なりにあれこれ調べてみるとソフトバンク社の孫社長の言葉が目を引きました。

「twitterは恐ろしく貴重な人類の財産」
「もし幕末にtwitterがあったら、当時の人々のつぶやきを見る事ができる」

なるほど。

坂本竜馬が「日本の夜明けは近いなう」とか書いちゃう訳です。

幕末に関わらず、もしも昔からtwitterがあったなら、後世になってからいろいろと興味深い歴史の変動を知る事ができる訳です。

例えば、「板垣死すとも自由は死せずなう」とか、
「敵は本能寺なう」とか、
「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギスなう」とか。
ま、ホトトギスなうは字余りですけどね。なうの分だけ。

戦時中とかでも「ニイタカヤマノボレなう」とか「B29来たなう」とか「お腹ビチビチなう」とか「節子それおはじきなう」とか「耐え難きを耐え 忍び難きを忍びなう」とか。

うーん、と言う事はですよ?
今を生きる我々の役目は、後の世の人々に語り継がれそうな名言や歴史に刻まれるような言葉をあらかじめ140文字以内に収めてバンバンtwitterでつぶやいておくという事になります。
だっていつ歴史を変動させちゃう事になるかわかったもんじゃないですからね。

いやでしょ、例えば偶然どっかの国の大統領の命を助けたのにその直前に書いてたのが「マクドナルドのクーポン今週しょぼいなう」とかだったら。
後の世代の人たちもさぞや、がっかりですよ。
マクドナルドで働いている人たちもいい気しませんよ。
歴史が動く直前に自分んとこのクーポンを批判されてた訳ですからね。

ですから、常に歴史を動かしてしまった場合の事を想定して立派にtwitterを利用せねばなりません。

なんかいきなりハードル上がったなう。

えー、後生に語り継がれそうな名言?
何でしょうか?
坂本竜馬が「日本の夜明けは近いなう」ですからね。
これを参考にして僕も一瞬深いと思ってもらえるような「日本は夜勤明けなう」とか、つぶやいてみましょうか?
疲労感漂う日本を憂う感じのね。
まー、意味は良く分からないですけどね。

それか、一部分だけ変える方向で言うと「敵は大阪ドームなう」とか「奈須死すとも自由は死せずなう」とか。

ん?
自由のところは変えないと、せっかくの名言が盗作っぽいか?

んー、となると自由みたいな感じで、自由じゃない単語。不自由。
いや、アプローチが違うな。

僕が死んだ時、何が死なずに生き残れるのか?
いや、僕が死んだからって、別に他に何も死なないぞ?

となると「奈須死すとも別に他に何も死せずなう」か?

それか「奈須死すとも皆は元気なう」か?

つぶやいてみるか、twitterで。

いや、これ名言か?
後生に語り継がれそうな名言なのか?

ここは、もっと大きな事を言うか?
ビッグマウスつぶやいちゃうか?

「もうすぐ世界が手の中なう」

「そのうち地球を乗っ取るなう」

「キュキュッと宇宙を縮めるなう」

なんか悪者っぽいなう。
ビッグマウス名言は難しいなうな。
もう何も思い浮かばないなうよ。
困ったなうなー、困ったなうなー。


てな事を考えている間に、トランスパンダの「君と旅」が終わって一週間が経ちました。


iphone/image-201004117222855.png


あっという間なう。

終演後、演劇人で作家をしている子が素朴な質問をくれました。

僕は質問に答えながら、彼女の中にある作家としての才能を感じました。

好奇心旺盛やなー。

涙には種類があります。
喜怒哀楽それぞれに涙があると言えますし、もっと細かくあるとも言えます。

いつか見た何かじゃなくて、見た事のない何かがしたいです。
安打じゃなくてホームラン。
平均点じゃなくて120点。

誰かが日常で笑ったりする以上に素直に笑って、誰かが日常で泣いたりする以上に素直に泣くから、誰かの胸に素直に響くのだと思います。

出所さえ正しければ感情に間違いなどありません。自分に嘘をついていなければ、豪快に笑い、豪快に怒り、豪快に泣けばいいと僕は思います。

人間だもの。


スクエアを手伝ってくれている仲間からちょっとしたお手紙を頂戴し、そこには在籍していた時に交わした何気ない言葉のやりとりが書かれていて、なんて事のない言葉なのに大切にしてくれていたんだなーと、ふんわり泣きそうになりました。
ありがとう。

昔運営していた「奈須崇のホームページ。」を通じて友達になったエッツィーさんから、素敵すぎて永久保存決定なトランスパンダクッキーをいただきました。
可愛いすぎて食べれません。


iphone/image-201004117222735.png


ありがとう。

よくグループ展や個展を開いていたつっきーさんに、公演に来てくれて、ありがとう。でも逆に、また個展なんて開いてくれると僕は絵が見れて嬉しいと伝える事が出来たり。

親友の清水や友ちゃんに、この芝居をタイミング良く観てもらえたり。

劇場の前に満足そうな葵琉がいたり、柚からお褒めの言葉をいただいたり。

東京にいる鈴虫寺友達のおとむっちや、トランスパンダ仲間の森下くんは、遠く離れていても、近くにいてくれているような気にさせてくれて、嬉しかったです。

嬉しい事や楽しい事がてんこ盛りの公演でした。

支えてくださったスタッフの皆様、ありがとうございました。

泉くん、稽古場までプロンプを入れに来てくれて、ありがとう。君が芝居をする時、今度は僕がプロンプを入れに行きます。お菓子を持って。

うべんさん、なんだか色々と情宣してくださったようで、おかげさまでたくさんの人に褒めていただきました。あとお好み焼き、とっても美味しかったです。

佐久間さん、遅れられたお客さんの誘導方法や、客席をさり気なく改良していてくれた優しさは忘れません。この芝居を大切にしてくれて、ありがとう。

久太郎さん、久しぶりに舞台を一緒に創る事ができ、懐かしくて楽しかったです。打ち上げで言ってくれた言葉、とても嬉しかったです。

笠木さん、まさかクロムの音響さんとご一緒できるとは。感無量でした。タロット占い、僕の未来が輝かしくて嬉しかったです。

浦部さん、二階でのシーンで気持ちは一緒やからと言ってくださった事と、あの日の朝の優しさは一生忘れません。

安井さん、見えない所での気遣いは例え見えなくても感じるものですね。貴方のトランスパンダ愛とクロムモリブデン愛が素敵でした。

まもるん、色々と助けてくれて、ありがとう。開演前に半分スクエアやからなと言ってくれた時、僕は危うく泣きそうになったよ。

上原くん、キドコロさんが淹れてくれたコーヒーは本当に美味しかった。ごちそうさま。来月、月曜劇団の本公演、がんばってね。


皆と一緒に芝居が出来て楽しかったです。

あかねちゃん、たくさんの楽しい事や嬉しい事をありがとう。公演が終わって7日の間で僕のもとに届いた出演オファーの数が最多記録を更新しました。

「君と旅」は「三人姉妹」「LUCKY STRIKE。」「読書÷ギブス」に続く、僕の代表的な作品です。

素敵な脚本をありがとう。

お客さんからメールを頂戴し、まもるんと僕がセリフを交わす瞬間こそがスクエアだったとあり、僕たち以上に僕たちの事を大切に想ってくださっているんだなーと、感慨深いものがありました。

ありがとうございます。
嬉しかったです。

おかげさまで驚くほどたくさんの人に褒めていただき7日経った今も常時微笑みながら過ごしています。

シアターカフェNyanはカフェではなく、カフェの舞台美術を建て込んだ劇場でした。

遠いところから駆けつけてくださった方、困難なスケジュールをやりくりしてご来場くださった方、1回では足りないと2回3回と観に来てくださった方、観に行こうと思い立ったものの諸事情により断念せざるを得なかった方、本当にありがとうございました。

劇中全8ステージ4日間で40回以上泣きましたが、それ以上に笑い、それ以上に楽しく、嬉しかったです。

僕は幸せな俳優です。


ほら、やっぱり4123文字ぐらい書けないと駄目なう。


iphone/image-201004117222812.png





posted by 奈須 崇 at 22:28| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。