2015年12月04日

スピリッツにまつわる本。

「上方スピリッツが、驚きの三十六位やで!」と妻が言いました。
またか。
僕が心の中で苦笑いをしていると妻は独自のカテゴリでの順位を誇らしげに見せてきました。
「スピリッツにまつわる本の三十六位?」
僕は先手を打ちました。
妻は正解と言わんばかりの笑顔で僕のことを見ています。
書籍のカテゴリに「歴史小説」や「恋愛小説」はあれど「スピリッツ」はありません。
なんだスピリッツって。
「全国のスピリッツにまつわる本の三十六位やで! 上方(かみがた)にまつわる本の三位もすごいけど、スピリッツは上方よりも本が多いで」
うん。そうやな。すごいな。と僕は生返事をしました。
すると妻は「すごいよ。ビッグコミックスピリッツの10月26日号の次の次やで!」と言いました。
ビッグコミックスピリッツの10月26日号の次の次。
もしかするとすごいことなのかもしれない。そう思った僕は彼女に聞きました。
「ビッグコミックスピリッツの10月26日号の次は何なん?」
「次は神のちからっ子新聞4」
神のちからっ子新聞4?
「それはスピリッツにまつわってなさそうやねんけど、もしかして出版社の名前がスピリッツ文庫とか、スピリッツ出版なん?」
そうです。スピリッツにまつわる本というカテゴリは出版社の名前に「スピリッツ」という単語が入ってあえるだけでカテゴライズされるのです。
「違うよ」
「え? 違うの? そしたらスピリッツブックスとか?」
「おしい。スピリッツボンバーコミック」
「うん。そうやな。確かにスピリッツにまつわる本やな」
僕はそういうのが精一杯でした。
全国のスピリッツにまつわる本の三十六位って、なんなんだ? 
そのうち、上方スピリッツにまつわる本の一位とか言いだしそうで怖い。それはさすがに一冊しかないだろう。
逆に、上方スピリッツにまつわる本で二位とかだったら、ちょっと立ち飲みに行って自分を見つめなおすと思う。


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余命半年の劇場のお話。
「上方スピリッツ」(キノブックス刊)は、紀伊國屋書店グランフロント大阪店、ジュンク堂千日前店など全国の本屋さんやAmazonなどでお求めいただけます♪ 







posted by 奈須 崇 at 00:01| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月02日

自動ドア。

ボタンを押すタイプではなく、近づけば勝手に開くタイプのものでもなく、僕はセンサーに手を近づけると開くタイプの自動ドアが好きです。

ジェダイマスター、僕はフォースを信じています。




余命半年の劇場のお話。
「上方スピリッツ」(kinobooks キノブックス刊)は、紀伊國屋書店グランフロント大阪店、ジュンク堂千日前店など全国の本屋さんやAmazonなどでお求めいただけます♪
posted by 奈須 崇 at 02:05| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月30日

上方にまつわる本。

「上方スピリッツが三位やで!」と妻が言いました。
僕はまったく動じることはありません。
なぜなら以前、彼女は「Amazonの小説家のな行の作家の単行本の10位」という彼女独自のランキングを報告しにきたことがあるからです。
真に受けて喜ぶと後で哀しい気持ちになることを僕は経験として知っているのです。
「その三位やけど、何のランキングで三位?」
僕は彼女に尋ねました。
すると彼女は「Yahoo!で販売されている書籍のおすすめランキングの上方(かみがた)の三位!」
「上方?」
僕は妻独自のオリジナリティあふれる謎のカテゴライズに疑問を持ちました。当然です。書籍のランキングでミステリーとか時代小説とかはあっても「上方」はありません。聞いたことがありません。
「Yahoo!で売られてる書籍の上方にまつわる本の中で三番目におすすめしてもらってるねんで♪」
彼女は実に明るい笑顔でそう言いました。

上方にまつわる本? なんだそれ?
彼女が差し出す携帯電話に表示されているランキングを見てみると、一位が宮尾与男先生の「上方咄の会本集成 影印篇」という本。そして次の二位の本には「大人の俳人たち」というタイトルで、なんと出版社の名前が上方文庫。
どうですか? この粗雑なカデゴリー。
出版社の名前に上方が含まれていると、その出版社から出る本はすべて「Yahoo!で販売されている上方にまつわる本」に分類されるのです。

もしかすると数多ある「上方にまつわる本」の中で、三番目におすすめをしていただいているのは、たいへん輝かしいことなのかもしれません。


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余命半年の劇場のお話。   

 「上方スピリッツ」(キノブックス刊)は、紀伊國屋書店グランフロント大阪店、ジュンク堂千日前店など全国の本屋さんやAmazonなどでお求めいただけます♪



posted by 奈須 崇 at 10:54| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月28日

くじら企画 屋上のペーパームーン 千秋楽。

くじら企画には後藤小寿枝さんという演出家がおられて、この方が僕の友達のお母さんでもあります。
とはいえ友達のお母さんという趣きは一切なく、やはり演出家なのです。
この後藤小寿枝さんが演出家として僕の苦手な方をよく指差します。僕は役者としてその指差した方向を目指すのですが、じっくりと長考します。
どうすれば最良となるのか、十人の役者がいても決して誰も思いつかない方法で僕はその指差された方向を目指します。
指差され、考え、そこを目指す。
気がつくと「屋上のペーパームーン」という芝居が出来上がっていました。

屋上のペーパームーンには秋月雁さんという昭和の名優が出演されておられます。昭和の名優とは昭和の時代から芝居をされておられる名優という意味ですが、昭和の名優は平成の世でもやはり名優なわけでして、立っているだけで芝居の軸が定まります。今回、雁さんの脇を固めることが出来て僕はそのことをたいへん光栄に思っています。

屋上のペーパームーンにはもうお一人、昭和の名優が出演されておられます。戎屋海老さんです。海老さんは舞台での立ち方が実にチャーミングな方で僕もこうなりたいと強く憧れさせてくださいます。海老さんは常にアイデアにあふれておられて、誰よりも舞台を楽しんでいらっしゃいます。

屋上のペーパームーンは昭和の名優ばかりではありません。金哲義さんという平成の名優もおられます。金さんと僕は今はなきrise-1シアターという劇場で力を合わせて昼夜を問わず共に走った仲間です。Mayという劇団で座長をしておられて、作演をされています。金さんは物事の理解力が早く。すごい速さで問題点を解決していきます。

平成の名優がもうお一人おられます。九谷保元さんです。九谷さんはとてもストイックな方です。おそらく新陳代謝が良いのでしょう。結構な序盤であっても汗を滴らせておられます。市井の人を演じるのがとてつもなく巧みでらして、気の弱い真正直な男の芝居を丁寧に重ねて本番に臨んでおられました。

柴垣啓介くんは劇団ひまわりに所属している、まさにこれからの人です。最年少の彼はまだ若く、貪欲さや向上心や野心を持って舞台に臨んでいます。とてもいい声をしていて、なかなか可愛らしい笑顔をしています。コンビニに詳しくてカレーパンはローソンが一番美味しいと熱心に話していたのが印象的です。

黙っていましたが平成の名優はもうお一人おられます。山田一幸さんです。山田さんはかなり早い段階で芝居が仕上がっておられました。リーディングに最も求められる滑舌も長けておられ、セリフ回しが実に滑らかでした。抜群の安定感で芝居をされる山田さんは朱亜shu-Aというプロデュースユニットで活動されています。

ナレーターを務めた寺井幸菜さんは遊劇舞台二月病の看板女優で、以前拝見した芝居では子育てが苦手そうな怖いお母さんを演じていました。あの時の雰囲気とは打って変わり、今回は深窓に育つお嬢様的な、でも講談師のようなキレのいいナレーションを入れていました。楽屋ではだいたい椅子の背もたれにしがみついていたイメージがあります。

今回、稽古場に毎日のように参じてくださった高岡さんには、くじら企画が大切にしている芝居の指標のようなものを背中と笑い声で教えていただいたように思っています。

大御所の舞台監督さんと大御所の音響さんをはじめ、大御所の受付周りの皆さま、そして美味しいケータリングを食べさせてくださった、さとさん。ありがとうございました♪

そしてそして♪
ご来場くださったお客さま♪
どうもありがとうございました♪

おかげさまで、楽しく芝居ができました♪






posted by 奈須 崇 at 21:12| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月26日

徒歩ヘルメット。

イオンの三階でバイクのヘルメットをかぶって普通にショッピングしている人を見かけました。

もう一度、書いておきます。

イオンの三階でバイクのヘルメットをかぶって普通にショッピングしている人を見かけました。

その時点でバイクのヘルメットは徒歩のヘルメットになります。少し走ると小走りのヘルメット。そのまま家に帰ってリビングでくつろぐと部屋着のヘルメット。
湯槽に浸かるとお風呂のヘルメット。
このようにヘルメットは多様性に富んでいます。
おはようからおやすみまで暮らしを見つめるヘルメット。
頭部を過剰に保護する人がいてもいいと思います。




さて、芝居に出演します♪

新装版大竹野正典劇集成T出版記念公演

くじら企画「屋上のペーパームーン」

日時 2015年 
11月27日(金) PM7時
11月28日(土) AM11時・PM2時30分・PM6時

出演
秋月雁
戎屋海老
金哲義(May)
九谷保元
柴垣啓介(劇団ひまわり)
奈須崇
山田一幸(朱亜shu-A)
寺井幸菜(遊劇舞台二月病)

会場
グランフロント大阪北館 タワーC713号
大阪ガス(株)エネルギー・文化研究所 都市魅力研究室

会場は、グランフロントの北館1階の再奥にあるエレベーターに乗って7階。降りてから右手突き当たりにタワーC713号の都市魅力研究室があります。
一旦、北館1階に行き、最奥のガラスの自動扉を二枚開いた先にあるエレベーターホールを目指すのがコツです。

(TEL)06-6205-2366 大阪市北区大深町3−1
入場料(前売・当日清算)1500円/(当日)1700円
★出版記念公演につき、劇場で本をお買い上げいただいた方には500円割引させていただきます。
受付は開演の45分前、会場は30分前です。


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余命半年の劇場のお話。

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http://kinobooks.jp/lp/kamigata/

posted by 奈須 崇 at 01:27| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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